多目的ターミナルサーバー構築
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■ネットワーク構成


まず、ネットワークの選定から進めていきます。サーバーに適するネットワーク環境であることが、このサーバー構築の根本の条件になってくるからです。

■サーバーに適するネットワーク環境


単刀直入に言うと、外部のPCからアクセスできるか、できないかということです。
できれば適している。できなければ適していないということになります。
もちろん、家庭用ネットワーク(主にマンションタイプ・ルータータイプと呼ばれる接続サービス)は安全面を重視している点、ほとんどがアクセスできないようになっています。

しかし、あきらめるのはまだ早い!

・PPPoE接続(専用の接続ソフトを使用して接続する)

プロキシ設定無し。特殊ネットワークでも無いサービスなら、外部用のアドレスが割り振られる場合がある。
市販のルーターを接続すれば、複数台のパソコンもつなげられる上、ポートを制御できるため、セキュリティーも高められるぞ
・ルーター機能つきの接続機器(ルーターが操作できる場合)
ルーターが制御できると言うことは内部用のアドレスに通信をつなぐことができるので、ルーターの設定次第でアクセスすることができる
と、家庭用のネットワークも捨てたものではないことが分かります。

もう一つ注意点を挙げるとすれば、外部用のアドレスは貴重なため、ネットワークの特性を生かし、流動的に割り振られます。
どんなアドレスが割り振られるか分からないので、どこにアドレスにアクセスすればよいのか分からなくなってしまいます。

しかし、こちらの問題はDDNSサービスを利用すれば問題ないことです。
DDNSサービスは流動的なアドレスと、固定したURL(http://homepage.jpのような表記)とを関連付けてくれます。 これで固定したURLでアクセスすることができるようになりました。

ということで、ネットワーク構成完成。(雑ぅ…)
右がメインマシン。電力消費量MAX・及び爆音につき、使わないときは電源切ってます。
左が今度導入したターミナルサーバーになります。
ネットワークはPPPoE接続だったので、ルーターを取り付け、とりあえず、二台とも外部(インターネット)へのアクセスは可能となります。

[次へ]をクリックすると外部から当サーバーへアクセスできるかの説明が始まります。
会社の電話にたとえると、ルーターが代表、当サーバーは内線でつながる各部署という位置づけになります。
各部署から外部に電話をかけるには外線で簡単にかけられます
しかし、会社の電話番号は一つ(外部用アドレス)しかない為、外から電話がかかった場合、代表が用件を聞き、各部署に取り次ぐ形になります。
家庭用サーバーでは、「ある用件なら、当部署に取り次ぐ」よう、代表とうまく打ち合わせを行うことができれば外部からアクセスを受け入れることができます。(主にポートフォワーディングや、マスカレードと呼ばれる設定ですね)

これでネットワーク構成は完璧ですね。

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